本を読む | |
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概要 |
通勤時間を使って、少し本を読みます。読んで面白かった本を紹介します。 |
田中ユタカ『愛人[AI-REN]』 |
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移植医療の限界によって余命僅かとなった主人公「イクル」と、その精神支援用に(10ヶ月足らずの僅かな寿命で)再生された人造遺伝子の美少女「あい」。 「生きること」とは程遠い環境に置かれた二人は、それゆえに、だれよりも人間らしい生を追求します。 こころ温まる成人漫画です。情熱を込めて、考え尽くして書かれています。 |
村上祥子『味つけひとつでなんでも料理』 |
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一見すると、カラー写真の多い、ふつうの料理本ですが、タイトルでわかる通り、「味付けの原則」を掲げて、これに基づいて様々な料理を展開するという、非常に珍しいタイプの料理本です。 例えば、おいしい塩分濃度は1%、また、醤油味は醤油1、砂糖1、酒1である、と言った按配です。 そして、驚いた事に、この簡単な原則に基づいて、ちゃんとおいしい料理が作れます。 何と言ってもうれしいのは、本書では、個別の味付け例ではなく、味付け全体を貫く原則が示されているので、これを利用すれば、未知の料理であっても、おいしく作ることが出来る、という事です。実際、ドクはこの原則に従って天丼を作ってみましたが、とてもおいしく出来あがりました。 この本にある、わずかな原則を記憶しておくだけで、ありあわせの材料を使って様々な料理を展開することが出来ます。 |
ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』 |
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地球上の各地域では、技術や社会の進歩度合いに大きな差があります。しかし、個々の地域の人種を調べてみると、その能力に大差はありません。 本書は、では、なぜ現在の世界の人類の暮らしに、民族、地域毎の差異が生じたのか、を自然環境に原因がるとして、平明に説明しています。 |
『化学実験と化学遊戯』 | |
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少年向けの楽しい化学実験の本です。 |
NHK技術研究所『テレビジョン受像機の作り方』 | |
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テレビを自作する為の本です。当時は最先端の機器であっても、アマチュアが自宅で制作できました。先端技術が庶民の手に届く所にあった幸福な時代を象徴する本です。 |
ビルトッテン『アングロサクソンは人間を不幸にする』 | |
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ビルトッテンの一連の著作の中で、一番刺激的なタイトルが付けられてるのも、長年にわたる著者の警告にもかかわらず、金融資本主義に対して、日本が、自ら進んで、略奪されるがままの、政策を取り続けている事に、警鐘をならそうとしているためでしょう。 |
北野邦夫『8ミリ映画の写し方』 | |
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ゼンマイ式のダブルエイトカメラ主流であった頃のハウツー本です。 プラスティック部品が無かった時代なので、紹介されているどのカメラも、長持ちしそうな、すてきなメカ達です。 |
久島諦造『ミニ旋盤を使いこなす本』 | |
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趣味で旋盤を使うなら、必須の書です。とはいえ、工作機械愛好家の間では、あまりにも有名な本なので、いまさら紹介するの恥ずかしいくらいです。しかし、当たり前すぎで、見落とされてはこまるので、あえてご紹介します。 |
R.ターガート.マーフィー『日本経済の本当の話』 | |
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日米の戦後経済を独特の方法で平明に解説した上で、日本人は自分を支配する機関に対して、説明する責任を元も続けなくてはならない。米国人は、自国の機関に対して、まじめさを要求しなくてはならない。との主張を述べています。 |