シンディー人形
ふわふわ抱き人形の
型紙と詳しい作り方(基礎編)
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材料と道具

材料

ボディー用

  1. A4サイズのケント紙14枚
  2. 生成りのコットンシーチング2m
  3. 生成りの縫い糸
  4. 化繊綿
    一番重要な材料です。反発力と流動性のある上質の化繊綿を使用してください。つぶ綿が理想です。
  5. 直径12mm程度のスナップ式人形関節(ベアに使うものです、ねじ止め、ピン止めでも使えます)
  6. 14〜15インチヘッド用の人形用かつら
  7. クリアフォルダー(透明な書類フォルダー) 
  8. プラスチックドールヘッドとインシュロック
    アマチュア製の人形キット(45cm抱き人形普及計画)に付属のヘッドを使用しています。
    トップページ  と 入手方法
  9. もちろん、布製のヘッドを作る事もできます。 布製ヘッドの型紙と作り方はこちらへどうぞ。
  10. ゲル状の瞬間接着剤

ワンピース用

  1. 薄茶色のシーチング2m
  2. ゴム紐(3〜4本組)
  3. マジックテープ10cm(薄手のものが望ましいです)

道具

  1. 水で消えるマーカー
  2. 油性マーカー(黒)
  3. 縫い針
  4. 布団針
  5. 画鋲
  6. 待ち針
  7. 千枚通し
  8. 6ミリ程度の穴が空くパンチ
  9. ミシン
ご注意

ご注意

  1. 始める前に、ここと、型紙に書いてある説明を良くお読みください。
  2. 水で消えるマーカーを主に使います。単に「マーカーで」と書いてあるときは、水で消えるマーカーを使ってください。
  3. この作り方を印刷する場合、 ここをクリック してください そして、印刷する前に、フレームのないページを表示してください。
  4. 綿を詰めるときは、すでに詰めたものと比較しながら、同じ柔らかさに詰めてください。
  5. 詰め口を閉じるときは、縫い代を内側に折って、ラダーステッチで縫ってください。
  6. この説明では、見えやすいように、赤い糸を使っています。実際には、布に合わせた色の糸を使用してください。
型紙の準備

型紙ページの印刷

 次のリンクをクリックして、型紙ページを表示して、ブラウザの印刷機能を使って印刷します。

ボディーの型紙ページ

 型紙は、この作り方の説明ページの写真が全て表示された後で、別のウィンドウに表示されます。ですから、最初の型紙が表示されるまでに、時間が掛かる場合があります。しばらくお待ち下さい。(2枚目の型紙からは、すぐに表示されます。)

  1. 胴(正面)1
  2. 胴(正面)2
  3. 胴(正面)3
  4. 胴(背面)1
  5. 胴(背面)2
  6. 胴(背面)3

ワンピースの型紙ページ

  1. 前身頃
  2. 後身頃
  3. 袖1
  4. 袖2
 シンディー人形の型紙や作り方のライセンスは、こちらをご覧下さい。
 ページを欠けずに印刷するために、ブラウザの印刷設定で、余白を小さく設定してください。また、いきなりケント紙に印刷せずに、普通の紙 で 試してみることをお勧めします。

定規を当てる
 型紙ページの下部に目盛があるので、正しい大きさで印刷されたか、調べることができます。たいていは、正しい大きさで印刷されますが、コンピューターの 設 定次第では、大きく、あるいは、小さく印刷される場合があります。拡大/縮小機能のあるコピー機で正しい寸法に複写する事もできますし、画像編集用ソフト を使って、96dpiで印刷すれば、正確に出力されます。


それでもだめなら、次にある、PDFフォーマットの型紙ページを印刷してみてください。
cindy.pdf

印刷された型紙ページ
正確な印刷を得る方法が分かったら、ケン トの紙に14種類の型紙ページすべてを印刷してください。

型紙の切断

型紙ページから型紙を切り出します。切る 線は、ページの上に、鋏のマークで示されています。
腕、脚および肩
これらのパターンでは、型紙の淵は縫う線です。
首ささえ
このパターンでは、型紙の淵は裁断線です。
ボディー前面
これらのパターンでは、型紙の淵は裁断線です。

ボディー背面
これらのパターンでは、型紙の淵は裁断線です。

ドレス用
これらのパターンでは、型紙の淵は縫う線 です。

パターンをつなぐ

型紙をA4のページに収めるために、いく つかのパターン部分は2つ、あるいは、3つに分かれています。
ともに録音すること
型紙のつなぎ目には、Tape together 等と書いてありますので、それを目安にセロテープなどで、繋ぎます。
ボディー前面下部
ページ6と7の型紙を繋ぎます。
ボディー背面
ページ8,9,10の型紙を繋ぎます。
ワンピースの袖
ページ13と14の型紙を繋ぎます。
腕と脚

腕 と脚は、上腕、下腕、肩関節、脛、太腿、の5種類のパーツでできています。
腕と脚
肩関節以外は、良く似た方法で作ります。 右用と左用で、それぞれ、2つづつ作ります。最初に、ミシンの縫目を1ミリか、それ以下に小さく設定してください。

上腕と太腿

上腕と太腿は同じ手順で作ります。
型紙の淵をなぞる
印しを付けた布
布を折って、その上に型紙を置いて、縁をマーカーでなぞります。
サイドラインを縫ったところ
待ち針で止めて、パターンの上に太線でかかれているサイドラインを縫います。

ダーツをなぞる
布を裏返して、縫った線に合わせて裏返した型紙を乗せ、下部のダーツと、上端の直線部をなぞります。
切断
1cmの縫い代を残して、不要部分を切り取ります。
ダーツをピンで留めて縫う
上端と下端のをひらき、型紙に「FOLDING LINE」と書かれた線で折ります。待ち針をして、下端の2箇所のダーツを縫います。
ダーツと上端を縫ったところ
上端の両端をそれぞれ1cm縫います。
ラダーステッチで、詰め口を縫う
縫い糸を引くと、詰め口が閉じます
詰め口から全体を裏返します。上端部の角は箸を使って裏返します。柔らかく綿を詰め、縫い代を内側に折り曲げて、ラダーステッチで詰め口を閉じます。この ときの綿の詰め方が、人形全体の柔らかさとなりますので、綿の量を色々加減して、お気に入りの柔らかさに調節してください。

完成した上腕
太腿も同様の手順で縫います。

布を折って、その上に型紙を置いて、縁を マーカーでなぞります。
縫った脛
脛にはダーツがありませんから、上端を残して、型紙に太線で示された部分を、ぐるりと、一気に縫います。
切り出したところ
1cmの縫い代を残して、不要部分を切り取ります。
縫われた各側
上端を開いて、型紙に、「FOLDING LINE」と示された部分を折って、再び閉じます。上端の両端をそれぞれ、1cm縫います。
詰め口 から全体を裏返します。上端部の角は端を使って裏返します。柔らかく綿を詰め、縫い代を内側に折り曲げて、ラダーステッチで詰め口を閉じます。

下腕

布を折って、その上に型紙を置いて、縁をマーカーでなぞります。

縫われた、より低い腕
脛にはダーツがありませんから、上端を残して、型紙に太線で示された部分を、ぐるりと、一気に縫います。

1cmの縫い代を残して、不要部分を切り取ります。 上端を開いて、型紙に、「FOLDING LINE」と示された部分を折って、再び閉じます。上端の両端をそれぞれ、1cm縫います。
肩関節

肩 の関節は、肩関節と、プラスティックの 人形用関節、それに、プラスティックのワッシャーの、3種類の部分でできています。

肩関節

肩関節は、布でできたボールです。2つの 肩関節を作るために、4枚の円形の布を切り出します。

布に型紙を乗せて、縁をマーカーでなぞります。
マークする

各ダーツの中心線を目分量で引いておきます。1cmの縫い代を残して切り取ります。
切り出した肩関節

布を折り曲げて、2つのダーツを縫います。
2つのダーツを縫ったところ
さらに、もう2つのダーツを縫います。
さらに2つのダーツを縫ったところ
全部のダーツを縫ったところ
同じものをあと3つ縫って、全部で4つ作ります。
まわりに縫われました。
2つの肩関節部品を中表に合わせて、ダーツと、布の縁を合わせて、待ち針で止め、周りを縫います。円周の1/4は詰め口として残します。
表向けます
箸を使って、詰め口から表に返します。こ こでは、まだ、綿を詰めません。

プラスチックワッシャー

クリアフォルダの接合部を切りとって、一 枚のプラスティックのシートにします。

印を付ける
シートの上に型紙を置いて、油性マーカーで印しを付けます。線に沿って、切り取ります。

穴をあける
パンチでワッシャーの真中に穴をあけます。図では、ハトメ用のパンチを使っていますが、約6ミリの穴があけば、紙用、革用など、どのようなパンチを使用し てもかまいません。パンチがなければ、千枚通しでも、だめと言う訳ではありません。(ちょっと、あとがやりにくくなります)
完成したワッシャー
ワッシャーは16枚作ります。

人 形キットに同梱されている説明書に従って、プラスチック製のドールヘッドを組み立てます。もし、頭の中にギミックを組み込むのでなければ、前後の頭を接着 します。しかし、頭と首はまだ接着しないでください。首は、部品を縫うときのガイドとして使用します。
ボディー

彼 女の胴体は、左右のボディーと、首ささえの、3つの部分からできています。2つのボディーは他のパーツと同様、柔らかく綿を詰めます。しかし、首支えだけ は、堅く綿を詰めます。これによって、柔らかな抱き心地を犠牲にせずに、頭がぐらぐらする事を防いでいます。

後ボディー

後ボディーは、左右2つ作ります。
印周辺
布の表に型紙を載せて、縁をなぞります。文鎮を乗せると楽に作業できます。


切断
なぞった線に沿って切り出します。

作業机の上に、ダンボールを敷きます。画鋲がダンボールを付きぬけて、机を傷つけないように注意して以下の作業を進めま す。

表にマーク
型紙の上に、切り出したパーツを乗せて、周囲を画鋲で固定します。画鋲は斜めに、半分程度刺しこみます。透けて見える線のうち、ダーツライン以外を全て マーカーでなぞります。この面な布の表です。
裏にマーク
画鋲を抜いて、布を裏返し、再び画鋲で止めます。この面が裏です。周囲の縫い線と、ダーツライン(ダーツのセンターも)をなぞります。

ダーツを縫う
ピンで留めて、ダーツを縫います。
ダーツを全て縫ったところ
これを繰り返して、7つのダーツを全て縫います。
遮断
一番底のダーツだけは、余分の部分を、縫 い代を 残して切り取ります。

前ボディー

後ボディーは、左右2つ作ります。 前ボディーと作り方が似ていますが、上下の2つのパーツを縫い合わせるところが、違います。

印のある上部の正面の身体
印のある、より低い正面身体
前ボディー上下の型紙を使って、後ボディーと同様にパーツを切り出して、両面に線を写します。

上下のパーツを表を向かい合わせにして、上パーツの下部と、下パーツの上部(D−Eの線)で合わせます。型紙にあわせる 部分が示されています。

中央から右へピンを打ちます
まず、中央に待ち針を打ち、順次、右へ打って行きます。

中央から左へ待ち針を打つ
続いて、中央から、左へ待ち針を打って行きます。

縫い合わせる
線に沿って縫います。


ダーツを縫う
各ダーツのセンターラインを折って、ピンで留めて縫います。

完成した前ボディー
これを繰り返して、12個のダーツ全てを縫います。
なぜこんな沢山のダーツが?
彼女は綿の詰め方で形を維持するのではありません。この方法では、子供が遊ぶと型崩れしてしまうからです。彼女は、内部に詰められた綿の圧力と、布の張力 のバランスによって、一定の形態を維持するように設計されています。(最大エントロピー安定法)沢山のダーツは、布の張力を制御するために設けられている のです。

ボディー

左右2つのボディーは同じ形ですが、詰め 口は 異なる側にあります。

上部中央に最初の待ち針
前ボディーと後ボディーを表を合わせにし、型紙でAと書かれた上部中央を一致させて、待ち針を打ちます。

A-BとA-Cを縫います
布の表面に描かれた縫い線どうしを注意深く合わせながら、AからBへと、そして、AからCへと、待ち針を打ち、縫います。

CからGへと縫う(正面図)
CからGへと縫う(背面図)
同じように、BからFへ、そして、CからGへと、待ち針を打って、縫います。

F-H-I-Eが縫われます。
FとGの部分で、糸を切らないように注意して、縫い代に切り目を入れます。続いて、図のように詰め口を残して、F−H−I−Eを縫います。但し、2つのボ ディー で、それぞれ、詰め口を異なる方向に設けてください。

表返したボディー
外表に返します。まだ、綿は詰めないで下 さい。

首ささえ


マークする
布の表に型紙をのせて、周りをマーカーでなぞり、線に沿って切り出します。

両側でトレースすること
ダンボールの上に型紙を置いて、切り出したパーツを表を上にして乗せて、画鋲で固定し、全ての線をなぞります。つついて、パーツを裏返して、裏面も同様に なぞります。

角を縫うこと
裏面を上にして、斜めの角を巻いて縫います。

タイ用のパイプを縫うこと
型紙に「FOLDING LINE」と書かれた線で折って、タイラップを通すパイプを作ります。パイプが細くなりすぎないように、注意します。

底を縫うこと
中表に中央で折り曲げて、図のように底をぐるりと縫います。パイプを縫い塞がないように注意してください。

切り出す
1センチの縫い代を残して、切り取ります。

外表に返す
外表に返します。
タイラップを通す
首支え上部のパイプに、タイラップを通します。

タイラップを締めたところ
首ささえに、プラスティックの首を取りつけて、タイラップを締めます。図では、プラスティックの首に代わりに、紙パイプを使用しています。タイラップのは み出してる部分を切り取ります。

テープで綿を止める
綿を詰めた首支え
プラスチックの首にある穴から、できるだけ堅く綿を詰めます。首の中まで、パンパンに詰めてください。
注:首支えは、抱き心地に関係ないので、安物の綿や、もう、要らない綿を詰めてもかまいません。
詰めた綿が出てこないように、テープで首の穴を塞ぎます。
これから、たとえ首を外しても、首支えに詰めた綿が出来てこないように、縫って綿を止めます。
縫い始め
首支えの、首の底の部分に線を引きます。布団針を使って、首支えの横に小さく2針縫います。続いて、その縫目付近から、針を刺しこみます。

通り抜けて貫通すること
針を、首支えの反対側に出します。常に、針を、首の底すれすれに通すようにしてください。針の出口で、再び、小さく2針縫い、再び、縫目付近から、針を刺 しこみます。

戻ること、針
縫い始めの位置から、1.5センチくらい離れたところに、針を出します。
裁縫を繰り返します。
このようにして、首支えの周りを一周ぐるりと縫ったら、再び小さく2針縫って、糸を結び切ります。
完成した首ささえ
組み立て

肩継ぎ目を付けること

ベアに使うドールジョイント
上の写真で、一番右がスナップピンのあるジョイントパーツです。中央がワッシャーです。このワッシャーは使いません。そして、左が、スナップワッシャー で、スナップピンを刺し込むと抜けなくなります。

ボディーに穴をあける
千枚通しを使って、胴体上部の×印に穴をあけます。

関節球に穴をあける
肩関節の×印にも、穴をあけます。

スナップピンをさしこむ
プラスティックワッシャーを4枚重ねて、スナップピンを指し込みます。

ピンを出す
スナップピンとワッシャーを詰め口から胴体に入れて、先ほど空けた穴から、ピンを出します。

肩関節の取り付け
胴体から出したピンを、肩関節にあけた穴に通して、さらに、4枚のワッシャーを通し、最後にスナップワッシャー通して、肩関節をボディーに取り付けます。

詰め
肩関節に多少堅めに綿を詰めて、詰め口を 縫い閉じます。

ボディーに綿を詰める

ボディーに満遍なく柔らかく綿を詰め、詰 め口を縫い閉じます。
ラダーステッチで縫い閉じる
詰め終わったボディー

腕の取り付け

三角形の形成
下腕上端の型紙に「B」と書いてある部分に2つの角があります。この角を引っ張って、上腕部の下端の丸まった部分と合うように、三角形に整形します。

ピンで留めた所
上腕下部の、型紙にBの×印で示される所に、下腕の角を待ち針で止めます。
縫ったところ
ピンで留めた部分を数針縫います。

組み立てた腕の側面
組み立てた腕の正面
関節を曲げたところ
下椀と、脛の上部の各角部分をこのように、縫いつけます。

肩関節に腕を縫いつける
ボディーと腕
上腕のAの角を三角に整えて、肩継ぎ目の Oの部分にピンで留めて縫いつけます。

ボディーと首ささえの縫いつけ

2つのボディーを詰め口を外側にして、ダーツとM−Oの線を合わせます。

正面(M−O)を縫う
M-Oを縫ったところ
ラダーステッチでM−O線を縫います。待ち針は打ちません。図の様に縫って、縫い糸を引っ張って、引き締めて、糸を結びきります。

後ろを縫います
N-Pを縫ったところ
同じようにして、背面のN−P線を縫います。

Aどうしを合わせる
胴体上部に首ささえを指し込みます。首支えと胴体双方の、型紙でAと書いた点(黒丸)を合わせて、待ち針で固定します。
A−N線を縫う
縫ったA−N線
A−M線を縫う
縫ったA−M線
ラダーステッチでA−M線と、A−N線を縫います。

首支えを取りつけたところ

脚の取り付け

太腿上端のKの角を三角に整形します。そして、胴体下部のSの×印に上腕と同様に縫いつけます。

脚の外側を縫い付ける
脚の内側を縫い付ける

腕と足を取りつけたところ

頭の取り付け

ゲル状瞬間接着剤で、頭を首に接着します。十分乾くまで、決して動かさないで下さい。
頭の取り付け
タックシールを楕円形に切り浮いて、ハイライトの部分を残して、黒色マーカーで塗ります。良く乾いたら、これを、顔に張りつけます。気に入った表情になる まで、何度でも試みる事ができます。
人形キットに付属のアイデカールを使っても良いのですが、(この場合、デカールを水に漬けて、顔にスライドさせます)この方法は、何度も試みて、すきな表 情を作 ることができません。
両面テープで鬘を固定します。
ワンピース

ボ ディーにくらべると、ワンピースは遥かに簡単に作ることができます。気楽にやってください。ワンピースを縫うときは、ミシンの縫目を2ミリ〜2.5ミリ程 度に大きくします。

パーツの切り出し

服 は6枚のパーツで出来ています。1枚のスカートと、前身頃、それに、2枚の袖と、後身頃です。

スカート

ス カートの型紙はありません。36cm×122cmの四角い布を切り出します。

後身頃

ボディスを後ろにマークすること
後身頃は2枚必要なので、まず、布の上に 型紙を乗せて、縁をなぞり、次に、型紙を裏返して、もう一つなぞります。
1cmの縫い代の残して、切り出します。

袖と前身頃

型紙には、パーツの形が書いてあります。 型紙は、パーツの半分の大きさしかありません。ですから、裏返して2回周囲をなぞります。

前身頃のマーク
袖のマーク
まず、いつも通り、型紙の縁をなぞり、型紙を裏返して、中央の線を合わせて置き、もう一度なぞります。こうして、型紙に書かれた形のパーツがマークできま す。
袖の、ギャザー止まりと、ゴム紐を縫い付ける線を目分量でマークし、1cmの縫い代を残して切り出します。
前身ごろは1枚、袖は、2枚作ります。

切り出したパーツ

製縫

身頃

D−E線を巻いて始末
後身頃のD−E線を始末します。

肩の線で縫い合わせる
前身頃と2枚の後身頃を表合わせにして、肩の線A−Bで縫い合わせます。

マジックテープの端を始末
マジックテープの両側を始末します。

マジックテープの準備
後身頃にマジックテープを縫いつけます。ループになったものを表側に、鉤になったものを裏側にぬいつけます。

レースを囲むこと
23センチ(幅5センチ)にレースを切り、両端を始末します。

表にレースを縫い付けます。
裏返して、もう一度縫います
身頃の首周り(D−A−A−D)の表に レースを縫いつけます。縫いつけたレースを引っ張って、縫い代を身頃に倒してアイロンを掛け、もう一度縫います。

レースを縫う
引っ張って、もう一度縫います
袖口の表にレースを縫いつけます。レースを引っ張って、縫目を袖側に倒して、アイロンを掛け、再び袖口を縫います。

ゴム紐の縫い付け
ゴム紐を引き延長して、J-K-J線に 沿って袖に縫い付けます。

袖の取り付け

袖の取り付け
型紙に書いあるように、袖にギャザーを寄 せて、身頃と表合わせにピンで留めて、縫います。

身頃と袖を縫い閉じる

縫い閉じたところ
前身頃と後身頃の側面のC−D線と、袖の 底の線(C−H)を、表合わせにして、ピンで留めて、H−C−Dを一気に縫います。

スカート

スカートの下端を始末します。身頃は外表 に返します。

スカートとボディスをともに縫うこと
均等にスカート上端にギャザを寄せて、スカートと身頃を表合わせにピンで留めて、縫います。
均等にギャザを寄せるには
  1. 両端AとBに待ち針を打つ
  2. 均等に弛みを作って、ABの中央Cに待ち針を打つ
  3. 均等に弛みを作って、ACの中央Dに待ち針を打つ
  4. 均等に弛みを作って、CBの中央Eに待ち針を打つ
  5. この作業を好みの細かさのギャザーになるまで繰り返します。

身頃の下端を縫う
身頃とスカートを引っ張って平らにし、縫い代を身頃側に倒して、身頃の下端を縫います。

スカートとボディスをともに縫うこと
中表に返して、スカートの後部を縫い閉 じ、再び、外表に返します。

服を着せる

服を着せる
人形に服を着せて、背中のマジックテープを閉じます。
できあがり!

お めでとうございます。あ なたのシンディー人形が完成しました。


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    DOKUについて

      メイル(doku@newon.org)

      「DOKU」は医者を意味しません。「DOKU」は日本語の単語「DOKUTOKU」に由来します。ま た、それはユニークとオリジナルを意味します。