ボス無し両受けギア
概要  以前に製作したベアリング入り中間ギアは、ボスの部分が太く、スーパーXシャーシの場合は問題ないのですが、VSシャーシの場合は首の部分がカバーと衝突してしまいます。
 そこで、ボスの部分を無くし、ギアの厚み(5ミリ)の中に520ベアリングを2つ内蔵したギアを作りました。作り方は、「両受け超速ギア」と同様です。


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全体
 ギアに、シャフトとスペーサー類を取り付けた所です。ボスが無いので、スペーサーで間隔を稼ぎます。

全体2
 レギュレーションがうるさく無ければ、スペーサーの代わりに真鍮パイプを切って挿入・接着してしまえば、ユニットパーツとなり、交換や保守は更に簡単になります。

 外径8.6ミリ、内径4.95ミリに作ったデルリンのパイプを、中くりしてボスを落とした中間ギアに挿入しています。
 表面の520ZZベアリングが見えています。

 こちらからは、裏面の520ZZベアリングが見えています。真っ直ぐな通り穴なので、精度を上げ易いです。

シャフト
 シャフトはフランジの厚みを薄く削って、逆さまに使用します。つまり、フランジがシャーシ側面とギアの摩擦を防ぐスペーサーとして働く様にします。
 手前が加工前、後ろが加工後のシャフトです。

取り付けた所
 摩擦部分が無いので、トルクが掛かっても抵抗が少ないです。また、ギアの中に2つのベアリングを入れた為に、支持間隔が狭いですが、ガタや、剛性低下の問題はありませんでした。

取り付けた所
 シャフトの内側には、ベアリングローラー用のブッシュと、真鍮スペーサーをはめて、シャーシに取り付けます。真鍮のパイプをこの長さに切ればさらにスマートになります。