VS−3C(錦斗雲トライダガーVS)
概要  無駄の少ない完成度の高いマシンです。
 垂直材を湾曲させる事で、水平材の使用量を極端に減らして軽量化し、同時に、左右独立可変スラスト機構を前後全てのローラーに装備したマシンです。
 この機構によって、フラットコースにも、ブリッジコースにも即座に理想的な対応が出来ます。
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99年6月、7月とミニヨン天国のレースを連覇
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 99年6月はミニヨン天国・タミヤクラス・タイムアタックに優勝、7月度は タイムアタック、トーナメント双方に圧倒的な成績で完全優勝したマシンです。
 タイムアタックは、テクニカルコースで行われた為に、安定走行が可能な28ミリタイヤを装着し、トーナメントは狼のループチェンジャーによるフラットなコースであった為に、速度の出る35ミリタイヤを使用しました
 コースの状況が変化しても、4ローラー可変スラスト機構で柔軟に対応出来、それ が、好結果をもたらす事が証明されました。
 この優勝には、本マシンの性能だけではなく、黎明計画の為に開発された新型 充電器(RMX174充電装置)の性能が大きく寄与しています。

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全体
 54ミリのナロートレッドです。
 ゆるやかに湾曲したフロントバンパーが特徴的です。グラス材はすべて1.2tと薄いですが、垂直方向に使用しており、剛性は十分です。

側面
 前後共に低い位置にガイドを設ける工夫をしています。前は、ベアリングサポートを、後ろは830ベアリングを使用しています。

前面
 前後バンパーは中央部を太くして折れにくくしています。

後面
 上が950、下が930のベアリングを使用しているので、コーナーでは外側が僅かに浮き上がり、タイヤの左右の走行距離差による摩擦を軽減します。
 830ベアリングは、ナットの頭を3.01ミリに削り、ここに圧入していますので、ベアリングの下に突起物がありません。その分低い位置に取り付けられます。

駆動系1
 ボス無しベアリング入り中間ギアと、耐久性重視の抵抗抜きを実施しています。

駆動系2
 鏡面仕上げプロペラシャフトを採用している為、慣らし運転なしで、即レースに投入しています。

ホイル
 NRFの総統が発明された、「VSシャーシ用の小径タイヤを、大径ホイルに伸ばしてはめる」技を利用しています。これは、実に経済的です。
 ホイルとタイヤは瞬間で接着し、28ミリまで削り込んでいます。

図面
 構造が写真ではわかりにくいので、図面もご紹介しています。

図面のご紹介