双眼実体顕微鏡
概要  抵抗抜きやシャフトの加工等、結構細かい作業が多いので、双眼実体顕微鏡が便利です。
 子供の教材用に購入したのですが、とても便利なので良く借りて使います。10〜20倍のズームあたりが便利だと思いますが、これは40倍です。
 ワーキングディスタンスと呼ばれる、レンズから標本迄の距離が十分にあり、落射照明機構が付いているものを選ぶ必要があります。
 ギアやシャフト、また、ホーニング等のバイトの先端状態の観察に持ってこいです。また、モータを分解せずに、ブラシの減り具合を観察出来ます。


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使用例
 テーブルが大きく、ワーキングディスタンスが十分に取れるので、楽に観察出来ます。落射照明が付いているので、不透明な標本も観察出来ます。

ブラシの減り具合
 モータのシールを剥がすと、四角い穴が二つならんでいます。モーターを傾けて、この穴を通して観察すると、ブラシの減り具合が分かります。
 モータの寿命を予想出来ますし、適切に慣らし運転が進んでいる事も確認できます。ポイントは、エンドベルから光を当て、これを透過する光で観察する事です。
 左の例は当りの出たモータです。コニュテーターに接触する2本のブラシに穴が空き、接触面積が大きくなっている様子が分かります。

クラウンギアとシャーシのクリアランス
 リアシャフトにパイプを噛まして、クラウンギアも厚みを削り、シャーシとの間にクリアランスを持たせた所です。
 オプションの目盛り付き接眼レンズを付ければ、間隔を測る事もできます。

プロペラシャフトのギア
 接眼レンズにカメラを押し付けて無理に撮影しているので、見にくいですが、本当はもっと鮮明に見えます。
 ギアの減り具合が見えます。シャフトを見れば、どの程度奇麗に慣らしが進行しているか、一目瞭然です。