バンドソウ(プロクソン)用直線切りアダプタ
概要
 プロクソンのダイアモンドバンドソウはFRPの切断に持ってこいです。しかし、直線が精密に切れないので、折角手早く切断出来ても、フライス盤で仕上げる等、手間がかかります。
 そこで、直線が思い通り真っ直ぐに切れ、仕上げ工程を不要に出来る「直線切りアダプタ」を作りました。
 威力抜群で、バンパー等はあっという間に出来てしまいます。


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ダイアモンドバンドソー
 ダイアモンドを電着したスチールバンドが高速で回転するので、FRPやカーボンの加工には威力抜群で、嘘のようにスルスルと切断できます。
 曲線も切れます。水を掛けながら切断すると良く切れ、刃の寿命も伸びますが、FRPならドライでもまずまずでした。欠点は、鋸歯が輪状なので、抜きができなず、外周切断のみとなる事です。

フリーハンドで切断
 写真に見える鋸刃ガイドのベアリング3個を正しく調整し、進行方向に軽く押すと調子良く切れます。バンパー程度ならアッと言うまに作れます。
 通常の鋸歯と取り替えて一般工作にも使えて便利です。軟鋼なら、15ミリ、真鍮なら30ミリくらいの棒まで切れます。
 フリーハンドでは直線が正確に切れませんので、下に説明する直線切りアダプタを自作して使用しています。

斜め前より見る
 25ミリのアルミ角棒に刃の入る溝を切ってテーブルにネジ止めしています。

正面よりみる
 角棒の溝に刃が収まっている様子が分かります。

材料台
 同じく25ミリのアルミ角棒の上面に、300番程度の耐水ペーパーを貼り付けて材料台にします。
 材料台の右面には長穴を開けて、材料を挟める様にします。

材料の取り付けと切断
 材料台に板を乗せて、クリップで挟んで、前後に材料台を動かして切断します。台の上面にペーパーを貼り付けているので、クリップで挟むだけで、しっかりと固定出来ます。
 切断面は十分真っ直ぐになります。