良く回るアルミローラー
概要  大径アルミローラー、特にプラリングタイプは抵抗も少なく、活用したいパーツです。しかし、ベアリングのハメアイがキツく、購入したままでは脱脂しても回転は滑らかになりません。
 そこで、しつこく慣らし運転したり、研磨剤を入れて回転させたりして、回転を軽くする方法が用いられて来ましたが、手間がかかり、失敗の可能性もありました。
 ここでは、ベアリングのハメアイそのものをユルくする事で、回転を改善しています。


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準備
 ビスに、4.9ミリのブッシュ、大径ローラー、標準ギア、ナット、の順で挿入します。

ベアリングぬき
 ナットをボックスレンチで固定して、ビスを閉めると、ベアリングが外れます。

リーマ通し
 ベアリングを外した穴に、5ミリのハンドリーマーを垂直に通して、穴を仕上げます。垂直に加工する為に、ボール盤にリーマを咥えていますが、決して電気では回転させません。油を塗って手でゆっくりと回転させます。

接着
 ハメアイがユルくなっているので、ベアリングはスカスカになって、そのままでは固定されません。ローラーの穴とベアリング外周に、嫌気性接着剤(アロンタイトUR)を綿棒で薄く塗布し、挿入して接着します。
 写真は、ベアリングの外周に塗布しているところです。