VS−2A
概要  VSシャーシに、2段アルミベアリングローラーや、19mmプラリング付きアルミベアリングローラー等の、目新しいパーツを取り付けたマシンです。
 2段ローラーや、19mmローラーで起き易いトラブルを抑制する設計になっています。
 バンパーを構成する部品をトコトン組み立て式にして、補修性を向上させています。
 構造的には面白いのですが、複雑過ぎで重いのと、やはりプラローラーはブリッジに弱いです。ノンテクニカルなコースで今後を期待しています。


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全体
 フロントに2段ローラー、リアに19mmローラーを配置して、フロント、リア、サイド共に垂直構造材で角度剛性を向上させています。
 グラス材は全て薄い1.2tで、剛性は材の方向で出しています。方向によらず剛性の必要な部分にのみ、2tのカーボン材を配置しています。

側面
 サイドバンパーはグラス製で、フロントのスタピライザーポールと、リアローラーポールに共締めして取り付けています。

上面
 フロントとリアーのバンパーは、一般的な水平構造のグラスです。但し厚みは1.2tなので、そのままでは、クニャクニャです。これに、垂直方向のグラス材で補強を施しています。

下面
 フロント、リアー共に、ローラー固定部にのみ2tのカーボン材を配して剛性を高めています。この部分は、左右と前後の2本の補強材の交点になる為、どの方向にも高い剛性が必要になる為です。

前部
 通常のバンパーの上に、垂直構造材を配して角度剛性を高めています。構造が複雑で重たくなりそうに見えますが、全て1.2tの材を利用しているので、重量増加はありません。

後部
 フロントとは逆に通常の水平バンパーの下に、垂直構造材を配しています。

フロントローラー周辺
 2段ベアリングローラーは、520ベアリングを内蔵しているので、ベアリングを押さえるブッシュの外径が細く、この部分が曲がり易い傾向があります。
 同時に、2段ローラーは、上下2個のベアリングで回転を受けているため、軸が曲がると、回転が重くなります。
 そのため、スタピライザーポールは、ローラーとは別に設けています。

リアローラー周辺
 19ミリのローラーは40ミリのボルトで間隔を開けて配置しています。間隔が広ければ、マシンは安定しますが、逆に、上ローラーがフェンスからはみ出し易くなります。
 そこで、低い位置に950ベアリング用のブッシュを配置し、上ローラーが万一フェンスからはみ出しても、外転しないようにしています。

脱着
 バンパーは4本のビスで簡単に脱着出来ます。

抵抗抜き
 リブを取り去り、シャフトにパイプを挿入する方法でギアの摩擦を減らしています。