VS−3D(錦斗雲トライダガーP19エンデュランス)
概要  くのいちOFFミーティング99耐久レースで優勝したマシンです。VS−3Cを基本に、30分耐久レースの為に変更を加えています。
 19ミリプラスティックローラーの利用で、抵抗を減らして電池寿命を確保し、グリップの低いプラスティックローラーでブリッジを越える工夫をしています。


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全体
 54ミリのナロートレッドに30.5ミリの大径タイヤを使用しています。
 主要なグラス材はすべて1.2tと薄いですが、垂直方向に使用しており、剛性は十分です。
 前側4ローラー、後ろ側2ローラーの珍しいセッティングで、グリップの少ないプラスティックローラーでJCJC3.8秒迄、ブリッジを越える事が出来ます。

側面
 サイドバンパーは巾6ミリで、前部に可変スラスト機構を備えています。
 下ローラーは車体が浮き上がってもフェンスに接触出来るように、可能な限り低い位置に設定しています。

上面
 前後対象のローラー配置です。ローラーベースは115ミリと短めです。

前面
 前下ローラーが低い位置にあるので、これを保護する為に、バンパーした部にスタビポールのキノコを取り付けています。
 前ローラは上を広く、下をすぼめて取り付けており、コーナーで車体がフェンスに押し付けられた時に、外側のホイルの接地圧を軽減し、主に内側のホイルだけで走行して、タイヤの摩擦損を軽減します。

後面
 低い位置をローラーで、高い位置をスタビポールでささえる設計です。
 スタビポールは僅かに内側にあり、通常のコーナーではローラーだけがフェンスに接触し、ウェイブとブリッジでのみ、スタビポールがフェンスと摩擦します。

前部ローラーステイ
 19ミリのローラーを使用すると、ブリッジ通過時にローラーがフェンスに引っかかるトラブルが発生します。これを防止する為に、ローラーの間にポールを設けています。
 このポールはローラーより僅かに内側にあり、通常はフェンスに接触せず、車体が浮き上がるブリッジ部でのみ、接触します。

後部ローラーステイ
 ローラー軸とは別軸にスタビポールを立てています。ローラースティは2tのグラス材を使用しています。