総統式2
概要  くのいちOFFミーティング99耐久レースで優勝時の1号機(わーさん)です。総統発案のバンパー構成を基本に、リアに可変スラスト機構を装備しています。
 1号機はFA−130モータを使用し、ホイルを28ミリに設定する事で、消費電流と速度を抑えている点に特徴があります。ギアは超速です。


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全体
 54ミリのナロートレッドに28ミリの大径タイヤを使用しています。FA−130モータを使用し、新品のアルカリ電池でJCJC4.1秒程度に速度を殺しています。
 速度を殺す場合に注意する事は、スラストを増やす等の、「抵抗を増やす方法」で速度を殺さず、ギア比、ホイル径、モータ品種等で、速度を調節します。抵抗が増えると、電池の消耗を早めてしまうからです。
 前側4ローラー、後ろ側2ローラーの珍しいセッティングで、グリップの少ないプラスティックローラーでブリッジを越える事が出来ます。

側面
 下ローラーは車体が浮き上がってもフェンスに接触出来るように、可能な限り低い位置に設定しています。
 前ローラーは極緩いダウンスラスト、後ろローラーは極緩いアップスラストを付与しています。リアのアップスラストの方が、フロントのダウンスラストより大きいくらいです。

上面
 フロントバンパーと、サイドウィングをつなぐサイドバンパーの働きで、フロントのスラストは安定しています。また、サイドウィングの部分にスペーサを入れて、微妙にスラストを調整出来ます。この構造は総統の発案によるもので、NRFでは「総統式」と呼称しています。

前面
 前下ローラーが低い位置にあるので、これを保護する為に、バンパーした部にスタビポールのキノコを取り付けています。
 上ローラーがブリッジでフェンスに引っかかるのを防ぐ為に、上下ローラーの間に、ポールを設けています。ブリッジでの姿勢が安定します。

後面
 低い位置をローラーで、高い位置をスタビポールでささえる設計です。
 スタビポールは僅かに内側にあり、通常のコーナーではローラーだけがフェンスに接触し、ウェイブとブリッジでのみ、スタビポールがフェンスと摩擦します。

後部ローラーステイ
 2枚のFRP板で構成されており、連結ネジ(ナイロンナット)の締め加減でダウンスラストが調節できるしくみになっています。