ミニよん天国サマーフェスティバル2時間耐久レース
タミヤ5レーン使用
概要  99年8月28日にミニ四天国(本店)のサマーフェスティバルの一環として行われた耐久レースです。
 とにかく「フェスティバル」ですから、「思いっきり楽しもう」と言う事で、総統発令の「黎明計画」に従ってマシンを準備、揃えのユニフォームで鳴り物入りで参加しました。
 今回も、親父レーサーにはあこがれの、タミヤの5レーンを走る事が出来ました。
 やはり、5レーンコースは難しいです。とにかく硬いので、段差や継ぎ目で受けるショックが強烈です。
 加えて、5レーンコースはJCJCの内側に1レーン、外側に1レーン増設した感じのコースなので、特に、S字では、緩い外周部で加速したマシンが、最内周のキツイコーナーに飛び込むとき姿勢を崩し易いです。
 我々のチームも、JCJCや狼のコースでセッティングを出していたので、持ち込んだマシンはテスト走行でコースアウト続出、冷や汗を流してセッティングを変更しました。
 しかし、他チームの、バランスの良いマシンは、S字でも飛び出す事なく、安定して走行していました。
 今回も5名のチームで出場、電池交換、ラップ計測、充放電管理、記録、マシン整備、と分業体制で臨みました
 とにかく大好きなミニ四駆を2時間も走らせ続けられたので、たまらなく満足出来ました。通常のスプリントレースなら、走っても高々30秒程度ですから、一年分くらい楽しんだ気分です。


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レギュレーション
 本レースの規定は次の通り、結構やり放題OKで工夫のやりがいがあります。また、モータも種類の違うものを3つ支給すると言う味のある設定です。
項目 内容 備考
寸法 105×165×70ミリ タミヤ寸法
駆動方式 4輪が駆動され接地している事  
電池 1.5V以下の単3型2本  
カウル 実車タイプのカウルを塗装して使用する事 トランスポンダーを内蔵出来る事
モータ トルク、アトミック、爆勝の3つを支給 支給モータが全て破損したら、周回数はそれまで
その他 やり放題  

レース結果
 レースの結果は次の通り、最高ラップタイムではふるいませんでしたが、周回数を地道に稼いで、我チームの優勝となりました。
チーム名 周回数 最短ラップタイム
NEWON 1477周 4.33
ロケット団 1317周 4.01
AMRF 1268周 4.62
プロト 1229周 4.16
一番RC 889周 4.77

レース体制
 チーム制の耐久レースでは効率良い分業とチームワークが必要です。NEWONチームは、次の体制でレースに臨みました。癖の強いメンバーをまとめる総統の人柄がNEWONの強みです。
レース監督 IWA氏  レース全体の指揮
 チェックリストの読み上げ確認
 ラップ数の管理
マシンキャッチャー 総統  マシンの発進、回収
 時間の管理
 電池の交換
充電管理 Wa氏  充電状態の管理
 コースに応じた放電
 特殊な機械加工
広報担当技官 Mars氏  政府派遣の広報技官
 レースの状況を記録する
 要素技術のアドバイス
ピット担当 ドク  トランスポンダの交換
 モータの交換
 マシン各部の点検整備

タイムスケジュール
 各種ピットの予定時間は次の通りで、ほぼ予定通り運用出来ました。
 モータを1時間で交換しているのは、実験の結果、1時間と少しで、ブラシの先端が焼損し、速度が不安定になる事が確認されているからです。
000分 アトミックモータを取り付けて、出走
020分 電池交換
025分 トラポン交換
040分 電池交換
050分 トラポン交換
060分 トルクモータに交換、電池交換、各部点検
075分 トラポン交換
080分 電池交換
100分 電池、トラポン交換

コース全景
 チェンジャーのないフラットなコース、高速部分に配置されたS字が手強いです。

コース整備
 5レーンは重くて硬い、だから段差があると、マシンをぶっ飛ばしてしまします。怪しい所を見つけては、段ボールを敷いたり、テープを貼り付けて調整しました。

マシンのセッティング
 コースを走らせてみて、セッティングを煮詰めます。今回は衝撃でコースアウトし易い為、前後のローラーをストレートバンパーで接続し、ローラーの上下間隔を広げています。
 また、安全の為にギア比も当初の2.2:1から、2.5:1にアップし、速度を2.4秒/JCから、2.6秒/JCに落としています。

スタート
 一線に並んでスタートを待ちます。緊張する一瞬です。

ロケットスタートするロケット団マシン
 実はロケットスタートではなくて、フライングでした。でも、長いレースなので、影響はありません。もちろん、ノークレーム。

走行中のピット体制
 左から、待機中のピット担当、電池の温度を確認する充放電担当、ラップタイム計測・記録システムでラップタイム測定するラップ担当、待機中の電池交換担当です。

ピット全景
 ピットはストレートの前にあります。5チームがピットに入りますので、満員状態です。各チーム共に真剣です。

電池交換
 電池は20分周期で交換しました。「裏電池」+「パックド電池」方式を採用している我チームは、電池交換タイムも僅かです。電池交換のついでに、ローラー等も点検します。

トラポン交換
 トラポンの電池も消耗しますので、25分周期で交換が入ります。交換時間は5分で固定、この時間はロスタイムには含まれないので、ゆっくりと作業出来ます。
 トラポンはステイに挿入して、ピンでしっかりと固定されます。

モータ交換
 レース中の作業は緊張からミスが発生し易いです。これを防ぐ為、右のメンバが読み上げるチェックリストに従って、左のピット担当が作業を進めます。
 覗き込んでいるのが、電池交換担当、その奥(中央)が充放電担当です。
 明確な役割分担とチームワークが耐久レースの肝になります。

ストレートを走る、RMX67(黎明スカイライン)
 フラツキのない安定した姿勢でストレートを走り抜けます。

わーい、一等賞だ
 表彰を受ける監督。いやー、疲れました。

 
レース後のモータの状態