錦斗雲ブーメランSX
概要 −−−本車の特徴−−−
@スーパーXシャーシを使用している事
A一部垂直構造のリングバンパーを使用している事
Bカーボンとグラスを混用して、コストパフォーマンスを向上させている事
C19ミリのアルミローラーを8個使用している事



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前面
 頑丈なSXシャーシと言えども、高速で長時間走り続けると、ローラー取り付け部等が破損して来ます。そこで、本車は、リングバンパーを利用してシャーシの破損を防いでいます。
 リングバンパーでは、ローラーに加わる衝撃をシャーシで吸収するのではなく、大部分をバンパーで吸収します。このため、シャーシに加わる力を大きく軽減出来ます。

背面
 また、頑丈なアルミローラーを使用してローラーのトラブルを防いでいます。SXシャーシはギア類のトラブルも起きにくく、これらの工夫で非常に高信頼なマシンになります。
 但し、SXシャーシはトレッドが広く、通常のシャフトではホイールにシャフトを貫通できないため、コマ取れ事故が防止出来ません。そこで、80ミリシャフトを使用して、シャフトを貫通させます。

裏面
 サイドバンパーが材を垂直に使用して構成されている事が分かります。
 バンパーの前部は、シャーシのフロント中央部の2個の穴を使用してネジ止めし、後部は、FRPステーを介してネジ止めしています。
 シャーシと、FRPステーのローラ取り付け部は、下側ローラーとぶつかるので、切り取っています。

取り外し
 リングバンパーは、ネジ4本で簡単に本体から分離出来ます。
 前後のバンパー(黒)は材を水平に使用している為、特に剛性が必要となります。このため、カーボン材を使用しています。
 左右のバンパー(橙色)は、材を垂直に使用出来るので、材料の剛性は低くても良く、グラス材を使用しています。

接合部
 4本の材を組み合わせて構成している事と、必要な部分にだけカーボンを使用している事により、一枚のカーボン板からリングバンパーを削り出すより、大幅にコストダウン出来ています。
 前後のバンパーと左右のバンパーは、ホゾ穴を開けて差し込んで接着し、ローラーは前後のバンパーにネジ止めしています。