錦斗雲スカイライン3000
概要 −−−本車の特徴−−−
@リングバンパーの素材を初めてカーボンファイバーに変更した事
A19ミリのプラスティックローラーを10個使用している事
Bリアルな?カウルを使用している事

 カウルは、周回数を数える為に「トランスポンダ」と言う電子装置をカウルに組み込まなくてはならないとの事なので、お店指定のポッコリしたカウルを付けたのです。スカイラインの「イカス」カウルだったのですが、センスの無さ故に、車種さえも分からなくなってしまいました。

−−−本車の問題点−−−
 カーボンファイバーのリングバンパーは、高剛性なため、ダウンスラストの変化等が少なく、望ましいのですが、水平構造のリングバンパーでは、衝突の衝撃が直接ローラーに加わり、特にカーボンを使用した場合は、コースの継ぎ目等でローラーが破損する事故が発生する場合があります。この欠点を克服する為に、別に述べる縦構造リングバンパーの採用が始まったと言えます。

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前面
 電池を長持ちさせる為に、抵抗の少ない19ミリのプラスティックローラーを使用しています。
 従来使用していて9ミリのローラでは、ホイルのサイドにローラーを配置していました。しかし、今回の19ミリのローラーでは、ホイルと接触する為にこの位置に配置出来ません。このため、前後のローラーの間隔は止むを得ず広くなっています。

背面
 リアのローラーは片側3個です。2個以上は無意味に感じられますが、車体が浮き上がって、高い位置のローラーがフェンスを外れた時に、中間のローラが働き、何とか持ち堪えます。
 左右のローラーを上部のステーで連結して、補強しています。左右方向に強度が出ていますが、前後には補強のない状態です。

裏面
 リングバンパーの素材を、従来のガラスエポキシから、カーボンファイバーに変更して、剛性を向上させた点が他のマシンとの大きな違いです。
 スカイライン3000と言う命名は、カーボンファイバーの板材を購入した際に、はがきサイズ一枚で3000円もして、高くて驚いた故事に由来しています。

カウル
 クリアカウルを、フロントフックと、ボディーキャッチでシャーシに取り付けると、取り付けに手間取る上、カウルがゆがんで、フロントフックが走行中に外れるので、電池押さえを利用して固定しています。
 電池押さえの上にFRPマルチプレートを糸で巻き付けて、瞬間で固定し、このマルチプレートをカウルに貫通させて接着しています。

ホイル
 貧乏レーサーのマシンは、古いホイルを使っているので、走行中に時々ホイルが外れます。しかし、これでは耐久レースには出られません。  そこで、シャフトに傷を付ける方法等もありますが、却ってホイルを傷めてしまいます。本車では、シャフトにネジを切って、ホイルを貫通させ、ナットで止めています。ナットには、ネジロック(青)を塗り込みます。

前ローラー
 斜めに削ったナットを利用してダウンスラストを得ています。