ST[チャネルトレーサ
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概要
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STWでは、1.6tのグラス材を使用していましたが、本車では、1.2tのカーボン材に変更すると同時に、ローラー取り付け部も、アルミ材から、カーボン材に変更して、軽量化を行っています。
その結果、全長120ミリ、全巾115ミリで、完装重量98グラムと100グラムを切る軽量化を実現しています。ちなみに、モータと電池で、63グラムありますから、ローラーとシャーシで、僅か35グラムです。
重心が後ろ寄りなのと、かるいので、緩いモータであれば、ブリッジもクリア出来ます。とはいえ、重心は前寄の方が良い、と言う理論もあり、あくまでも仮説です。
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全体
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中央にモータと車軸を設定した、「ミッドシップ・ミッドドライブ」で、摩擦の軽減を図っています。
重心は極端に後ろにあり、ダウンスラストの付いた前部ローラーには、あまり遠心力が加わらず、これも、摩擦の軽減につながっています。
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側面
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直線では、重心が後ろにあるので、図の様に、ホイルと後部ベアリングが接地します。逆に、コーナーでは、前部ローラーが押し下げられ、前部ベアリングとホイルが接地します。
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上面
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構造材は全て垂直で、フェンスとの衝突時の衝撃は変形して吸収します。
動輪は、車体中央にあり、コーナリング時も正しく進行方向を向く為に、摩擦が軽減されます。
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下面
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衝撃を受けて、車体が歪んだ時に、ギアのかみ合わせが影響を受けない様に、モータの横に、アルミパイプを取り付け、ネジを貫通させて固定しています。
モータと路面の距離は1ミリと低くなっています。しかし、電池と路面の距離は、電池保持の都合から、3ミリと高くなっています。今後の課題です。
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前面
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全ての構造材が低い位置に配置されている事が分かります。トレッドも狭く、コーナーでの摩擦を軽減しています。
その分、ワイドに設定されたスタピライザーが車体を安定させています。
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後部
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パワーユニットは、リアバンパーを貫通させて、その貫通部分をネジ止めする事で抜けない様に固定しています。
電池には、2本まとめてガラスクロス粘着テープを巻き、その後、2枚のシャーシボードの電池挿入穴に挟む形で固定しています。簡単で、確実に固定されます。
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ローラーとスタピライザ
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フロントバンパーに取り付けた2tのカーボン材を、サイドバンパーの臍穴に貫通させて、ローラステイを形成しています。
スタピライザローラーとガイドローラーが極めて接近しており、ダウンスラストによって生じる下向力は、理想的な形で路面に逃がされます。このため、シャーシをねじる力は殆ど生じません。
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電池とスイッチ
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電源スイッチには、5Aのリミットスイッチを使用しています。NC接点を利用しており、燐青銅の金具を外すとスイッチがONになります。
スイッチは、カーボンに穴を開けて実装しているのですが、P板と違って、カーボンは電流を流す為、COM端子のみスミチューブを巻いて実装しています。
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ギア回り
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ベアリングは段付き穴を開けて、半分まで挿入しています。ギア比はとりあえず2.5対1ですが、高すぎる様子です。
モーターはご覧の通りアトミックです。調整を進めながら、次第に高出力モータに乗せ変えて行きます。JETくらいまでは乗せましたが、結構ビュンビュンです。
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