プロトサンダーJBW10
概要  ミニ四駆のバンパーは通常、材を水平につかいます。しかし、ローラーの受ける力と、変形してはいけない方向を考え合わせると、材は垂直に使用するべきです。
 そこで、本マシンでは設計を全面的に見直して、すべての強度メンバを垂直に配置しています。その結果、材の幅は6mm、厚さは1.6mmしかありませんが、強度は十分過ぎる程得られています。


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上面
 全体の構造が良く分かります。要は四角い箱の形状をしています。箱の各コーナーはホゾ穴を設けて差し込んで接着しています。

側面
 サイドバンパーの形状が分かります。バンパーの形状で前ローラーのダウンスラストを付けているために、任意の角度に調整設定出来ます。材が垂直に使用されている為に、ダウンスラストは強い力を受けても殆ど変化しません。

正面
 フロントバンパーの形状が分かります。材が垂直に使用されている為に、コーナーで強くフェンスに押し付けられてもバンパーの変形でリフトイン・アウトする事はありません。

リアバンパー取り付け部
 シャーシについているバンパーは切断して、前輪軸受箱部にリアバンパーを直にネジ止めしています。単純明快で強度も強い構造です。

リアローラー取り付け部
 このバンパーに溝を切って、ローラー取り付けステーを差込接着しています。

前ローラーの取り付け部
 ローラー取り付け部のみ、材を3枚かさねて接着し、取り付け穴を開けています。この穴の為に、3枚の真ん中にある強度メンバが切断されるため、接着は慎重に行います。加えて、念のため2本のビスで固定しています。

フロントバンパー取り付け部
 材が垂直なので、独特の方法で取り付けています。マシンを捕まえる時に怪我をしないように取り付けた「ポッチリ」が可愛いでしょう。

木取図
 材料が少なく、軽量な様子が分かります。