カス丼
概要  水分が少ない、ドライな感じのどんぶりです。従って、メシがベタベタにならないのが、白メシ愛好家には魅力です。
 ダシを使わずに、簡単に作れて、そのうえ相当に旨いです。
 節約の目的で、てんぷらの代わりにてんかすを使っていますが、本物のてんぷらを使えば、よりリッチな味わいとなります。
 味付けは、醤油1+砂糖1+酒1(いずれも大さじ)という、村上祥子先生の醤油味の原理に基づいて行っています。
 家族で試食した結果、全員が旨いと回答している優良レシピです。


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材料
 卵一個、てんかす(てんぷらならなお良し)、ご飯一膳分(皿に盛って準備する)、醤油大さじ1、砂糖大さじ1、酒大さじ1、サラダ油大さじ2/1
 てんかすは、「あげ玉」ではなくて、てんぷら屋さんで売っている、「てんぷらを揚げたときのカス」を買ってきます。多少なりとも具の味がして、旨いのです。

準備
 醤油、砂糖、酒は、あらかじめ混合してアルコールが飛ぶ程度に煮て、タレとして準備しておきます。このタレは、醤油味全般に利用出来ます。
 煮る事で、量が減りますから、その分を勘案して、使う量を調整します。
 卵はカップに割って、軽く解いておきます。
 メシはどんぶりに盛っておきます。真中を少し凹ますと、食べやすいと思います。

油とてんぷら
 中火でなべを暖めて油を流し、傾けて全体に回します。続いててんかす(てんぷらならなお良し)を入れます。
 攪拌はせずに、テンカスを10秒ほど油上で加熱します。

タレと卵
 てんぷらに直接かからないように、タレを入れます。タレが半分くらいに煮詰まったら、卵を入れ、弱火にします。
 卵の様子を観察しながら過熱し、卵が半熟になったら、メシの上にのせます。このとき、水分が少なく、砂糖の入ったタレを使うために、なべにくっつきやすいので、注意します。ゴムベラを使うと、うまく盛りつけできます。

出来あがり
 ダシが入っておらず、水分が少ないので、ドライな感じのどんぶりになります。