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大爆笑!「アイレン謎解きコーナー」 なんともうしましょうか、申し訳ないコーナーでございます |
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以下の記述について |
アイレンは、その背景を詮索したり、謎解したりするような、無粋な話ではなくて、しみじみと味わうタイプの話だと思うのだけど、やっぱり、色々と妄想してしまうのは、仕方のないところであります。 物語が未だ完結していないのに、謎解きをしたら、当たるはずないし、恥をかくだけですが、それでもなお、ドクの考えた、「アイレンの背景はこれだ(2001年11月バージョン)」は以下の通りです。笑ってやってください。 それと、西暦や名称は便宜的に使用したものですので、ご了解をお願いします。(とりあえず、名前をつけないと文章が長くなるもんで) また、この説の矛盾の一つに「イクルに巣食っている他者は、ハルカ先生でも分析できなかったことが、説明できていない」事があります。その他にも、きっと沢山問題があると思いますので、気づかれましたら、ぜひお知らせ下さい。 ←1つ戻る ←←目次へ戻る |
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1.温暖化と地域紛争 |
2009年、破綻した資本主義体制に代わって出現した、効率的な新経済体制(仮称:プラウト)のもとで、人類は地味ではあるが、平穏な日々を送っていた。 そのような中、既に、CO2等の温暖化ガスの排出は減少しているにもかかわらず、2011年頃より、地球温暖化が顕著になり、極地の氷が溶解して海水面が上昇し始めた。原因は不明である。そして、2019年には、海水面の上昇により、平地面積は極端に減少し、農業用地、生活用地ともに激減した。 その結果、僅かとなった陸地を奪い合って、世界各地で地域紛争が発生した。とはいえ、新経済体制と大気候変動の為に、兵器の生産は停滞しており、前時代の遺物として廃棄を待っていた、生物兵器、化学兵器、核兵器を用いて、パッとしない戦争が行われた。 戦争は長期化するかに見えたが、多くの生産設備を失った人類は、もはや戦争を継続するだけの兵器を生み出し続ける力を持たなかったし、大量破壊兵器で人口が激減したために、2021年には、戦火は尻すぼみになる形で止んだ。 |
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2.NAGI誕生 |
残り僅かとなった人々は、汚染を免れたシェルターや、宇宙ステーションで、細々と生活していたが、汚染によって生殖能力を無くしてしまったし、備蓄された食料も残り少なく、人類の滅亡は秒読み段階へ入った。 そこで、旧日本では、この有毒環境に人類を適応させるべく、国立遺伝子改良協会(National Association of Gene Improvement(NAGI))が設立され、人類及び、関連生物の汚染環境への適応が研究された。 2023年、協会は、最初の研究成果である「対汚染環境遺伝子組込用レトロウィルス(仮称:希望)」を完成した。このウィルスは、目的とする生物の細胞に感染して、汚染環境に適応できる遺伝子を組み込む作用を持つ。以後、ヒト用はもちろん、各種動植物用のウィルスが量産され、利用された。 この結果、比較的軽微な汚染環境下では、人類やその生活を支える生物の生存が可能となった。しかし、強度に汚染された地域には、依然として近づけなかったし、そのような地域から飛来する物質には、用心する必要があった。 そして、この方法によっても人類の生殖能力を回復させることは出来なかった。何故なら、対環境因子が、生殖能力と両立出来なかったからである。 このように、人類は、目の前の絶滅はかろうじて回避したものの、日々、有害物質や放射線によって、遺伝子が破壊され続けるために、人工授精による生殖や、強化された遺伝子修復酵素の働きにも拘わらず、このままでは、人類の種としての寿命は残す所200年と予想された。人類は、平穏な、そして確実な滅亡を待っていた。 |
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3.分裂 |
そこで、2029年、人類の滅亡を回避する為に、政府は協会に対して、遺伝情報を保存する計画の推進を要請する。つまり、優良な遺伝子を選んで、その配列を安定した媒体に記録・保存し、これをもとに、次の世代を生み出して行くことで、環境汚染による遺伝子の破壊に対抗すると言う計画である。 人類滅亡を回避した実績を持つ協会は、既に、莫大な予算と強い発言力を獲得していたが、この計画によって、さらに立場を強めた。そして、協会は、計画の第一ステップとして、破損されていない優良なヒト遺伝子の収集と復元を開始した。 しかし、この作業は難航した。「優良」の定義が明確に出来なかったからである。例えば、環境の影響を受けていない戦前の遺伝子でさえ、様々なバリエーションがあり、「ある遺伝子を持つ人間と、それを持たない人間のそれぞれ構成する社会が、互いに共存できない可能性が高い」といった面倒な問題が続出した。この結果、2031年、「NAGI」は以下に上げるような複数のグループに分裂し、各グループは独自の研究を開始した。 |
| 3.1.薙 |
グループの一つである「薙」では、自ら薙と名乗る研究者が新人類の創造を目指して研究を進めていた。薙は技術のレベルも高かったが、名前の通り攻撃的で独善的な性格を持っていた。 2047年、薙は、「人類の究極の姿」と定義するスゥイックス「ハルカ」を誕生させた。ハルカは恐るべき知能で、遺伝子研究を推進すると同時に、他派や政界に対する工作活動を展開し、他派が弱体化する中、薙の存続を維持した。 ハルカは、2052年、原種保存を目指すグループの研究拠点であるスペースラボの爆破を決行した。 |
| 3.2.HITO |
HITO(Human Information Technology Organization)と自称するグループは、蛋白質という実体を捨てて、コンピューターによるシュミレーションの中で純粋に情報的に人類を存在させる事を目指した。 つまり、遺伝情報を元に、ヒトの発生、成長、活動、等をすべてコンピューターの内部でシュミレーションすることで、環境の悪化にかかわらず、人類を存在させようとした。 情報化されたヒトは、コンピューターと密結合しているため、情報の操作に長け、後に、他の人々を驚かすような幻影を作り出すことになる。HITOはその存在や研究成果を公開することなく、密かに研究を続けた。 |
| 3.3.オリジン |
自然に存在する遺伝子に手を加えずに利用すべきであると考えるグループは自らをオリジンと呼称した。 オリジンは、スペースラボを拠点とし、原種(環境汚染前のヒト)の遺伝子サンプルを多数収集して保存していたし、自ら原種である者も含まれた。 しかし、汚染された地上では、原種は生活することができない。このため、生殖細胞には、原種の遺伝子を持ち、体細胞には対汚染環境遺伝子を持つ事で、地上での生活しつつ、生殖が可能なヒトを作り出そうとしていた。 この目的で開発されたレトロウィルスのプロトタイプ「恵比寿」は完成したものの、この方法では、異なる2つの遺伝子が一つの体の中に存在するために、お互いに相手を他者と認識し、拒絶反応が生じる問題が生じていた。 恵比寿の最初の接種は、人造遺伝子人間で実験された。この結果、恵比寿が正しく機能し、致命的な副作用を及ぼさないことが確認された。その後実験に用いられた素体は廃棄され、多くの違法な人造遺伝子人間同様、福祉課で、愛人として再利用が行われた。 イクルは、このスペースラボで、父母の希望により原種として誕生した。しかし、2052年、スペースラボは薙のテロリストに攻撃され、爆発を起こす。 殆どの乗組員がこの事故で死亡するが、イクルだけは、カプセルで脱出する。しかし、原種であるイクルは地上では生きられない、最後の望みを託して、研究途上であった「恵比寿」が脱出カプセル内のイクルに接種された。 |
| 3.4.BEAST |
人類の知恵こそが、自然破壊の原因であると考える一派は、人間から知恵を奪い、野獣に還元することこそ正しいと考えて、研究を進めた。 彼らは、この目的で新種の生物兵器「呪い」を完成し、これを用いた大規模なテロを計画しつつあった。 「呪い」は、脳内で生成される蛋白質であると同時にその雛型となる物質に変異を加えたものである。この物質が脳内に取りこまれると、本来の物質に代わって合成されるものの、代謝はされないので、脳内に蓄積し、ついには、脳組織を破壊し、人間から知能を奪うというものである。 |
| 4.出会い |
恵比寿を接種された2人の人間が、福祉課の素体保存室で出会う事になる。これが、アイレンの物語の発端である。 イクルは数ある素体の中から、ただ一体だけに、本能的な強い興味を感じた。恵比寿の働きで生殖能力を維持しているイクルは、地上では生殖の相手を見つけることが出来ずに絶望していたが、凍結されたその少女に、自分の生殖相手としての可能性を感じ取ったのである。 |