球体削り
概要  球面関節をABS樹脂で作るために、球体を削る治具を作りました。

 球体を削るには、@姿バイト、Aリング削り、B回転バイト、CNC、などの方法があります。ここでは、素材にムリな力が加わらない、回転バイトを使っています。

 ABS樹脂は柔らかく、熱可塑性があるので、姿バイトや、リング削り等には向いていないからです。


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全体
 フライス用に作った回転テーブルを、旋盤の往復台に取りつけます。
 材料の軸と、回転テーブルの回転軸をピッタリ合わせて、回転台を動かすと、面白いように球が削れます。

上面
 バイトが円弧を描いて移動するので、材料が球形に削られます。

バイト
 5ミリのキャップボルトの頭をテーパーに削っただけのバイトです。

刃先
 切れ味が悪いと、材料がポッコリ折れてしまうので、刃先はダイアフラッシャーで、ピンピンに研いでおきます。