模擬体接続実験
概要  実際に人形に組み込む前に、リニアモータポンプと模擬体を接続し、循環の状態を観察しました。

 ポンプは、駆動波形を調節することで、無効な電力を消費できるため、体温を保つヒーターの役割を果たすことも出来ることが判明しました。



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装置全景
 上部がポンプ、下部が模擬体で、その間をゴムチューブで接続しています。

模擬体1
 台所用のゴム手袋の指の中に綿を詰めたものです。動脈は指の先まで挿入されており、静脈は指の付け根に接続されています。
 動脈から送りこまれた温水は、綿の中を通って、静脈から回収されます。

模擬体2
 パイプより小さい穴を開けた樹脂の丸板にパイプを挿入して固定しています。

ポンプ1
 ポンプは、磁気回路を取り払い、その部分にも巻線を施しています。こちらの構造の方が、圧力が高く、発熱が少ないです。

ポンプ2
 シリンダーの全長も10ミリ短くしました。これでも十分な吐出量があります。
 ポンプの体積の大部分は、前後のハウジング(白色)とパイプの固定ネジなので、この部分を合理化すれば、まだまだ小型化出来そうです。