温水循環ポンプ
概要	４５センチ級の抱き人形に、温水を循環させることで、人形に自然な温もりを持たせる研究を進めています。そのために、温水を循環させるポンプを試作しました。 　タービンポンプであれば簡単に小型化できるのですが、お人形から「ブーン」とポンプの音がするのは興ざめですので、ボイスコイルで駆動するダイアフラム式ポンプで、ドキドキと循環させます。 　結果としては、吐出量は十分ですが、圧力が不足しています。少なくとも、人形の身長に相当する揚水能力が必要ですが、残念ながら本ポンプでは１０数センチしか揚水できません。ボイスコイルの冷却を考えて、電流を増やせる工夫が必要です。 ←１つ戻る　←←目次へ戻る

全体図
	手前にスピーカーの磁気回路の背部が見えます。上部の２本のパイプが入水口と出水口です。BR>

キャビティー
	温水が入るキャビティーです。右へ向かう２本の溝は、入水口と出水口へつながります。

バルブシート
	バルブのあたり板です。透明のアクリルで作っていますが、白色のゴムパッキンを接着して、防水しています。

ダイアフラムとバルブ
	ダイアフラムとバルブは一枚のゴムシートで出来ています。ダイアフラムの下には、スピーカーのダンパーと、ボイスコイルがあり、この部分が、電流に応じて上下に動きます。

半分組み立てたところ
	ダイアフラムにバルブシートをネジで固定したところです。左上が入水口、右上が出水口です。

使用したスピーカー
	８ｃｍで５Ｗのスピーカーです。ＰＣのオマケに良くついてくる安物のパワードスピーカーから外したものです。ダンパーから前の部分は、切除して使用しています。