リュックサック
概要  リュックサックは作り甲斐のある鞄です。荷物の量にかかわらず、背負いやすい設計が求められ、強度の必要な部分の処理にも工夫が必要です。


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背面
 典型的なデザインのリュックサックです。布地は紺色の帆布(薄手)です。
 縦に2本通っている黒いナイロンベルトは、見えない部分も含めて、鞄全体を巡っていて、荷物の過重を支える構造になっています。

背負い面
 底部には、裏皮を縫い付けて、床と摺れて穴が開くのを防いでいます。

ストラップ結合部(底部)
 平均的には大きな過重は掛かりませんが、背負うときなどに結構引っ張られるので、幅広のナイロンベルトをベースして、Dカンを固定しています。

ストラップ結合部(上部)
 最も力の加わる部分です。鞄の開口部を環状に取りますナイロンベルト(外からは見えません)と、フラップの間に挟んで縫い付けています。

ストラップ上端
 ストラップは本体から外すことが出来ます。パッドから本体までの距離を短くする必要があるので、パッドの上面に、バックルを配置する構造を工夫しています。

ストラップ前面
 右ストラップ(写真では左に見えます)には、ポケットを、左ストラップには、面ファスナー(マジックテープ)を取り付けています。

マジックテープ
このマジックテープは、背負うと、肩から胸にかけての部分に来るので、非常に便利です。写真は、懐中電灯を引っ付けたところです。
  マジックテープには「鉤」と「輪」があります。一般に、「輪」の方が柔らかいので、これを、ストラップに取り付け、トゲトゲした感触の「鉤」を道具に張りつけています。
 道具に張りつけたマジックテープは、すべり止めにもなり、使いやすいです。

ポケット
 右ストラップには、折りたたみ式のポケットを取り付けています。通常はこのように折りたたんでおきます。

ポケット
 これを、写真のように広げて、トランシーバなどをいれます。

フラップ
バックルは、フラップの裏側に取り付けており、フラップを下ろすと、バックルが見えなくなる設計です。
お洒落のための設計とも見られますが、実は、バックルの取り付け位置を上げるための工夫であります。

サイドポケット
 サイドポケットの上には、皮製のハードポイントを設けて、長物の固定できるように工夫しています。つり竿の収納に便利です。

折り返し
袋の開口部には、折り返しがあります。少し荷物が増えたときは、折り返し部の途中に設けたファスナーを閉じて容積を少し大きくできます。

折り返し全開(後ろ)
馬鹿ほどみやげ物を買いこんだときは、折り返し部を完全に引き出します。相当本格的に荷物が入ります。中華街に買い物に出かけたりすると、この有様となります。

折り返し全開(背負い面)
上方向に容積が増すので、ストラップの取り付けは容積の影響を受けずに、背負いやすさは変わりません。

スーパーモード
ストラップを外すと、スーパーマーケットへお買い物に出かけるモードになります。

伸ばしたところ
折返し部を引き出して、平らに伸ばすとこのようになっています。