巾着袋(キンチャクブクロ)
概要  構造が簡単なので、手作り品として良く作られる袋です。リュックにパッキングするときに、荷物の種類ごとにこういった袋に入れておくと便利です。
 耐久性、防滴性、に重きをおいて作りました。


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全体
 標準的な巾着袋です。左右の引き紐を締めて口を閉じます。外布は、厚手のナイロンタフタです。

開口部
 巾着袋のウィークポイントは、二つの紐通し口の下を接合した部分です。この部分は布が4重に重なる工夫しています。4年間毎日使用していますが、全く傷みはありません。
 裏地は、ゴム引きの防水ナイロン布です。ゴム引き布は2重にならないように使わないと、水が内部に溜まります。

 布の端が絶対ほつれないように、執念を込めた加工が施されています。その方法は、@外装のナイロンタフタと、裏地の防水ナイロン布を重ねて、ホットナイフで型紙に沿って裁断する。A裁断した(四角い)パーツの縁(から10ミリ程度のところ)を20ミリだけ残してミシンで袋縫いにする。B残した2センチの穴から、パーツ全体を裏返す。B裏返したパーツの縁(から3ミリ程度のところ)をグルリとミシン掛けする。
 これで、パーツそのものが、ほつれない構造になっていますから、これを折り曲げて、袋に加工します。この製法の耐久性は驚異的です。