パストラミ風ビールのアテの造り方
 牛の肩肉(ウデ肉)は実は食べ難い部分です、ステーキにするには、筋があるし、煮込むと筋は 旨いが、周囲の肉が淡白で力不足です。そこで、昔から燻製にして、パストラミビーフとして 食べられてきました。このパストラミをバーナーを使って手軽に作る方法を 紹介します。香ばしくて美味しいです。



調理プロセス
  1. 安売りの日を探して購入するので、欲しい日に手に入るというもので はありません。「オーストラリア牛ウデ肉スライス89円」等と広告が 出ているときに、肉屋の厨房に行き「89円のウデ肉を1kgカタマリで 下さい」と頼み、家で冷凍しておきます。周囲の脂身は取ってもらいます。
  2. おおきなカタマリなので、冷凍で一月くらいは持ちます
  3. 冷凍庫から取り出し、カチカチのままフライパンに乗せて、バーナーで 表面を黒焼きにします。上面、下面、側面とすべて黒焼きにして、あとで オーブンに入れたとき、肉汁が漏出しない(旨みが逃げない)ようにします。 この処理で、燻製のような香ばしさも出てきます。
  4. 全面が黒焼きになったらオーブンに入れて、1時間焼きます。あまり高温 にする必要はありません。120℃〜160℃でしょう。100℃でも内部に 赤みの残った良いパストラミになるかも知れません。
  5. このままでは味がついていませんから、焼きあがったら全面に塩・コショウを タップりとまぶし、ラップに包んで冷蔵庫に寝かせます
  6. 必要に応じて包丁でスライスして食べます。周囲のこげた部分が香ばしく、 筋もオーブンの過熱でゼリー化化して、すばらしいビールのアテになります。