おはなしアンジェ
概要  放映当時に販売されていた女王陛下のプティアンジェのお人形です。神戸のガード下の古物屋で友人が買って来てくれたものです。


←1つ戻る ←←目次へ戻る

全景
 残念ながら、水玉模様のスカートを履いてはいません。しかし、水玉模様と言うのは、ジプシーのトレードマークで、インド総督の娘には似合いませんから、こちらの服装の方がそれらしくて気に入っています。

 これは、可愛い!。たっぷりした前髪で影になったやさしそうな目で、愛嬌のある団子鼻です。髪の毛のクルクル具合も良い感じです。
 胸には、女王陛下のペンダントの代わりに、緑色のお花が付いています。女王陛下から頂いた金のペンダントは重いし、もしなくすと大変なので、(ほんとうは、それより高価な品であるが)エメラルドのペンダントを付けているのだ、と、無理に想像しています。

会話
 背中の紐を引っ張ると、4つの言葉の中から、適当に喋ります。現在、玩具のこのような機能は低レートのADPCMが利用されて、非人間的なデジタル音が再生されますが、当時の商品は、アナログ方式で、ノイズやF特は悪いですが、暖かみのある声でお話します。

お宅トーク
 アンジェが英語で表記される場合は、ANGEとされています。しかし、作品中でアンジェが新聞で取り上げられたときは、「Petit Anjoe well done」(アンジェお手柄)と表記されていました。ですから、作品第一主義のドクはアンジェのスペルはAnjoeであると信じています。

 アンジェとは関係ないのですが、半導体の発達で、玩具に電子オルゴールが搭載される事が増えました。電子オルゴールは安価で、簡単に内臓できるので、商品の付加価値を効率的に高める事が出来るからでしょう
 しかし、残念ながら、電子オルゴールの音楽はお世辞にも美しいとは言えません、これから音楽を覚える小さな子供にこんな音を聞かせて良いのだろうか、と思います。
 昔のぜんまい式のオルゴールは、少なくても内部でリードが振動しており、共鳴箱で響かせて音を出していたので、少なくとも、非現実的な音色ではありませんでした。
 しかし、安価な電子オルゴールの多くは、単音で、矩形波です。これはあまりよろしくありません。
 携帯電話用に音質が良く、低消費電力の音源ICが開発されているので、これらが玩具に搭載されて、もう少し情緒のある音楽を奏でてくれれば、と思います。