家庭用サーバー | |
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概要 |
我が家では録画した映像や音声で、保存しなければならないデータは増大する一方です。このため、(1)安い(2)容量の順次拡張が可能(3)超寿命(4)保守が容易、を念頭に家庭内サーバーを構成しました。 現在は500GBの容量で動作しており、順次拡張して、最終的には2〜3TB程度迄拡張できるように考えています。 PC本体には中古のNetvista(3万5千円也)を使用して、低コストで高い処理能力(P4−1.9G)を確保しています。しかし、Netvistaはオフィス用PCですので、ハードディスクを拡張するスペースは一切ありません。そこで、外側にケースを設けて、ここにハードディスクの増設場所を確保しています。 また、ハードディスクの容量は年毎に大きくなっていますから、必要なだけ購入して追加して行くのがお得です。このため、ハードディスク増設が容易に行える工夫も行っています。 さらに、ハードディスクやPC本体の寿命を出来るだけ確保するために、十分に冷却する工夫もしています。電子装置は一般に十分冷却して使用するとかなり寿命が延びます。 |
外見 |
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安価なコンクリートパネルで組み立てているので、ご覧の通りサモシイ外見です。移動が楽にできるように底部にキャスタを付けています。 手前の板は上下2箇所のローラーキャッチで固定されており、ノブを引っ張るとポコンと手前に外れます。兆番で開くより、この方が保守が容易です。 |
内部 | |
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手前の板を外すと内部にアクセスできます。左側にNetvistaが、中央にハードディスクアダプタ用の電源、右側にハードディスクを格納します。 ハードディスクは9台まで格納可能で、IDE−USB変換ケーブル(1900円也)を用いてPCと接続されています。 現状では2台のみがPCと接続されていますが、Netvistaには6つのUSBポートがあるので、6台までは追加のハブなしで接続が可能です。 ハードディスクとその電源の側面には、スポンジ付きの「すきまテープ」(ドアの隙間に張ってすきま風を防止するもの)を貼り付けて、しっくりとケースに嵌め込みます。この方法なら、簡単・安価でハードディスクに与える機械的ストレスも僅かです。 |
背面 | |
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一般に電子機器の冷却はファンで内部の空気を吸い出すことで行われます。こうすれば、冷やしたい部分に穴をあければ、そこに風が当たり、思い通りに冷却できる上、ファンから吸い込んだ空気が直に当たる部分が埃で汚れると言う問題点も、回避できるからです。 しかし、この方法は吸い込み口周辺に次第に埃が溜まってくるという問題点があります。直接外気を吸い込むので、空気中の埃が吸い込み口や部品に付着して来る訳です。この現象は強力に空冷すると一層顕著になります。埃が溜まった挙句、吸い込み穴が塞がり、内部温度が上昇すると言うトラブルも発生しがちです。 そこで本機ではクリーンルームと同じ「吸い込み式」を用いています。フィルタを通って浄化された空気をファンで吸い込み、その空気で筐体内を陽圧に保ちます。この方法なら内部は清浄な空気で満たされ、埃で汚れることはありません。 写真の左側に見える白い部分がファンの前に設けられたフィルタです。ホームセンターで売っている換気扇用のフィルタを互い違いに張った針金の間に張って構成しています。フィルタの端は両面テープでケースに貼り付けます。 このようにフィルタをギザギザに張ると、フィルタの面積が増えて、吸い込み抵抗が減少しますし、目詰まりするまでの時間も長くなります。 |
ファン | |
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フィルタの裏側には□12のファンを3つ取り付けています。ファンはAC100V動作のミネベア製品です。 フィルタを通してファンが吸い込んだ空気は、まず、ハードディスクとその電源を冷却します。ハードディスクを優先的に冷却しているのは、たとえPC本体が壊れても買い換えれば直りますが、ハードディスクが壊れると内部のデータが消失し取り返しが付かないためです。 ハードディスクを冷やした空気は筐体の中でU字型に折り返して、次にPCを冷やします。Netvistaは主に前から吸い込んで上面から排気する構造になっているので、このように設計しました。PC本体も清浄な空気を吸い込んで動作するので、内部の汚れは殆ど発生しません。 |
設置 | |
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後ろを手前にして机の下に設置しています。 |