プロクソンのフライスモータの修理
概要  長い間使用していると、フライスモータの主軸に軸方向の遊びが発生してしまいました。コレットを強く締めすぎたために、主軸をベアリングに固定しているナットが緩んでしまったのです。
 これを修理しましたので、その方法をご紹介します。


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分解
 モータの下面の放熱溝の中に、5ミリ程度の丸穴が開いています。この穴に、図のように4ミリのシャフトを差し込むと、主軸が固定されます。
 その上で、主軸を固定しているナットをはずします。

外した所
 主軸固定ネジを外したところです。部品を綺麗に掃除してから、強力タイプのネジロック(アロンタイトUR等)を塗布して(ベアリングに入らないように注意)、主軸固定ネジだけを、再度固定します。
 十分に固化したら、はみ出したネジロックを綺麗に拭き取って、モータを回転させ、テーブルに固定したバイトで、固定ネジの端面を平らに削り直します。この処理を行わないと、芯が触れます。