ヘッドマウントディスプレイ Vuzix iWear VR920 使用レポート
使用感
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目次
ご注意
ここは感想のページですので、記載内容は全部主観です。
人によって異なる内容ばかりですので注意してお読みください。
また、筆者は座って本機を使用しておらず、寝転んで使用して
います。ですから、座って使用した場合には感じ方がまるで
異なるかも知れません。
全体的に
出先やベッドで人に迷惑を掛けずに鑑賞したい、という目的で
購入しましたので、その意味では十分な性能を持っています。但
し、最高のクオリティで映画を鑑賞する、と言うタイプのもの
ではないようです。
また、身体への侵襲も意外と少なく、筆者の場合かなり長時間
でも楽に使用することができました。したがって、筆者の場合、
性能面では、概ね満足しています。
ただ、耐久性には少し不安を感じています。というのも、本機は意外と
発熱します。一般に温度の高くなる装置は故障しやすく、寿命も
短くなりがちです。こればかりは、しばらく使って見なければ
分かりませんので、また報告したいと思います。
装着感
手に持ったときは「意外と軽いな」と感じました。
とは言え、初めて装着したときは、流石にメガネよりは重たいの
で「長時間使えるかなぁ」と感じました。そこで、試しに「無限の
リヴァイアス」全26話(10時間くらいかな)を通しで鑑賞してみ
ました。その結果、どこも痛くなることなく、見終えることができ
ました。(但し、私はズボラなので、座って使ったのではなく、
寝転んで使用しました。また、途中で1時間の食事休憩がありました。)
このあたりの持久力は人によって大きく差があると思いますが、
私の場合は、長時間使用しても大丈夫な様子です。
寝返り
メガネ同様に、ツルがついているので、上向いて寝て見る分には、
問題ありませんが、90度横向いて寝ると、少しズレてしまうので、
よろしくありません。45度くらいなら横向いても問題ありません。
枕が柔らかいともう少し横向けるかもしれません。
見え方1
初めて装着した時は「もう少し下に見えたほうが楽では」と思い
ましたが、長時間使っていると、普通に装着して、本体をアキュティ
ルトで下げたくらいが丁度良くなりました。もちろん、ツルを上に
ズラして装着すると、見下げるような見え方もできます。
見え方2
初めて装着した時はレンズによるフレアや反射像が多少気に
なりました。また、糸巻きひずみやマッハバンドも感じました。
その後、暗い部屋ではバックライトの輝度を下げて使うとか、液晶の
ブライトネスとコントラストを適切に調節する等工夫することで、
フレア、反射、はあまり気にならなくなり、マッハバンドも許容範囲
となりました。
見え方3
ビデオ映像の時は気付き難いですが、PCの文字を見ると、
周辺部でボヤケているのが分ります。非球面レンズを使う等
工夫はしているようですが、収差の除去が完璧では無いよう
です。
温度上昇
意外ですが、本機は結構発熱します。本ページの記述時期は真冬
ですが、それでも、本体前部に触れると暖かくなっているのが分かり
ます。
寒いので本機を装着したまま、布団を被っていますと、本体の温度
が異常に上昇し、液晶の右端が真っ黒になってしまい「しま
った!、潰した」と慌てた事がありました。幸い、電源を切ってしば
らく冷やしてやると直りました。布団を被るのは論外としても、
電源を入れたまま座布団の上に置いておくなどすると、特に夏等は過
熱して、故障の原因になるかも知れません。
付属ヘッドフォン
普通に使う範囲では、付属のヘッドフォンで問題ないと思います。
但し、多少音漏れするので、深夜の静かな場所では、ルームメイト
から迷惑がられる可能性があります。このような場合は、付属の
ヘッドフォンを抜き取り、手持ちのカナル型密閉ヘッドフォンを
使うと解決しますが、本体に外部ヘッドフォンの端子がありません
ので、ヘッドフォンをPC本体に接続することになります。
本気を接続すると、PCの音声はUSBサウンドデバイスに切り
替わっていますから、コントロールパネルで、PC本体のサウンド
チップに切り替えてやります。
ちょいと改造して、本体から線を引き出して、お好みのヘッドフォン
を接続してやればよいと思いますが、保障は効かなくなります。保障
期間が切れたら試してみます。
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